定例活動の報告

第41回 定例活動報告 「東の森(2月7日 第1土曜日)」

参加者 24名

時期遅れの新年会をこごから予定しているが、午前中は、せっかくだからといつもながらの通常作業。といってもいつもよりは軽めの作業。新しい現場の調査と畑を予定している場所の皆伐。約70本の細い杉の木とか。数人は午後からの新年会準備、酒肴買い出し。座席の設定とか。いつもながらパッパと決めてサッサとそれぞれの場所に散っていった。

■調査班
 役員は強制との会長の言葉で数人が今後予定されている現場に向かう。竹の小径が終わった先から神社の上までがその予定地。竹林を抜けると広葉樹の森が広がる。山主さんの希望はコナラやアオギリの萌芽更新とか。数年ごとに伐採して,炭焼きの材料やシイタケのホダ木にし、小さい木は薪にするのが、従前からの里山に対するかかわり方なのだろうが、里山というものの必要性が失われてきてからは全くそのままの状態。木の株の部分は素晴らしいがそこから立ち上がる数本立ちの幹は天を見上げるように高い。そんな樹木の萌芽更新と言ってもかなり大変な作業だ。

 今後の検討課題かだが、こんな素晴らしい木を利用目的なく萌芽更新のもとに伐採するのもどうかという意見が大勢をしめた。ただ伐採して新芽が吹き幹が直径10㎝ぐらいの数本の株立ちの木に再生されていくのもまたいいものという気もする。とにかくぼんぼりの森の中では一番見事な風景の森かもしれない。

 さらに斜面を進むと手入れをしたくなるような杉林がずっと広がる。やや急斜面だが、けもの道のようなところに作業道を作れば基地からも、竹の小径を通ってほぼ平行して移動でき作業効率も上がりそうだ。途中で登山道と合流したあたりからは、広葉樹が多く、その中でもカシ類が多く、常緑樹のためやや暗い印象。今後どのように進めるかの話し合いも結構楽しそうだ。ともかくまだまだやるべき場所はたくさんありそうです。


■皆伐班
 午前中だけの作業となるのだが、我々の会と地区の山主さんとの仲介に努めてくださっている自治会長さんから、自治会長さんの山の一部を畑に戻すので、皆伐して欲しいとの依頼があり、今日の午前中でみんなでやってしまおうということになっていた。ざっと50本程のエリアで、他の作業エリアからすれば全く手が入ってないかというとそうでもなくきれいにまっすぐ延びた杉がきちっと並んでいるのだが、太さは大人の大きな両手でちょうど捕まえるほどのものがほとんどだった。

 しかし、中には立派に太く育ったものもあり、切るにはもったいないと思えるが、立ち会ってくださった自治会長さんの指示で切ることになった。さて、10数名が手ノコ間伐をし、チェーンソーは私一人。相棒は竹林視察へ行ってしまいいつもの師匠は初心者の指導にあたることになった。

 まず、はじめて間伐する人は、師匠に丁寧にノコの切り込み方を習い、ロープでひっぱってもらいながら、次々と倒してゆき満足そうであった。なんせ皆伐だから迷うことなくどんどん倒せば良いのだから、理屈抜きで楽しいのだ。

 さて、私と言えば、そうそう困難な太さの木もないし、一応師匠の視界に入る所に位置しているし、今までの習いを踏まえ大丈夫だろうと任せてくれたのであろう。それはとても光栄で感謝で、それに皆伐だから私にとってもこんな練習のチャンスはまたとないのである。これまでやってきたことを信じ、自分の力で試せる挑戦的な気持ちと、嬉しさとではりきって倒してゆくのだが、何本試しても受口が満足にできず、私の腕もまだまだだなあ~と思わずにはいられない午前中となった。約2時間の作業で全員で25本程は切った。一日で終わるはずだったが、まだあと半分は残っているので次回に持ち越し。未練を残し新年会へ。この場所は皆伐が終わったら、ゆずの木とみょうがを植えたりなんかするそうだ。

 ここで報告です。

 私の作業ズボンが直線的に切れていました。おそらくこれはチェーンソーによるものです。気が付いたとき、一気に血の気がひきました。日頃から扱う時には十分に気をつけていたはずですが、結果的に足りなかったということです。今は多少恐怖心が残っていますが、更に細心の注意を心がけ精進したいと思っております。


■炭焼きプロジェクト班
 ぼんぼり山の会に、新たなプロジェクトが立ちあがっている。ドラム缶釜を使って炭焼きをしてみよう!というものだ。事の発端は、間伐作業で倒した立派な竹が利用されずに、ごろごろと横たわっているのをある会員が「どうにか利用ができないものか」と相談をもちかけたことに始まる。その後、あれよ、あれよと話が進み、今日はプロジェクトの新たなアドバイザーがわざわざ千葉からお越しになっている。アドバイザーは、昨年秋に群馬県水上で行われた萱狩り大会に出席したのが縁でお知り合いとなった。人と人、グループとグループのつながりがこうやって広がるのは嬉しいことだ。

 活動の森の両端に竹林地域がある。会員数人でそこにアドバイザーをご案内する。「この辺りの竹はスギ植林に侵入してしまったのですね。よいたけのこを取るなら、もっと竹を切ってしまってもよいでしょう。ちょうど傘を広げて歩ける間隔ぐらいが良いのです」。切り倒して数ヶ月経っている竹は、叩いて音がするので腐っていない。これは、すぐに使えるそうだ。「良い竹材ですね」とお墨付きをいただいた。「良い」とはすなわち、太くて背の高い竹である。それをどう山から運びだすか、心配になった。ところが、アドバイザーは「会員みんなに声をかけて手伝ってもらえば、すぐですよ」と。会員の皆さん、近々、宜しくお願いします。

 もう一方端の竹林地域にも足を運ぶ。途中、アドバイザーの視察は、考古学者か透視能力者のごとく面白い。「昔この辺に小屋がたっていたようですね、ここら辺りまで恐らく人が住んでいたのではないでしょうか」「ここに水が流れていたみたいだ」、確実に何か見えるらしい。肝心の竹林については「すごいですね」とのお言葉。このすごい、は立派ですごいのではない、荒れていてすごいのである。立ち枯れした竹、日差しの入らない空間、材としては細く炭にはあまり適さないとの評価をいただいてしまった。この「すごい」竹林の効率的な整備方もアドバイスをいただく。さて釜の設置場所をどうするか、と話が移る。現在基地としている場所辺りがよいのではないだろうかという結論になった。ここからここ、と土に線を書く。煙突を付けて、竹酢液を採取するしかけをここへ付けて、作業場所、泊り込みをする場所、とイメージを浮かべる。現在、初釜予定は4月である。


■初参加者からの感想文を紹介
 二月の第一土曜日、天気は文句なしの晴れ。興味はあれどあと一歩が踏み出せなかった“初”ボランティア。山歩きやキャンプ経験はあれど未経験だった“初”山の仕事入門編。

 久しくご無沙汰していた「緑の景色と山の空気」を満喫したい期待感と、はて?いったい何をどうしたらいいのやら?との不安感を抱きつつ基地に到着。物置のカギがないよ~!こじ開けるか!ドライバーある?車の中!え~いチェーンソーだ!ヴィーン!で解決…いや何とも楽しそうな予感♪

 初参加の人は木を切ってみましょう、了解です。最初はこの細いヤツからね、倒したい方向から受け口をいれて、反対から…合点承知と手鋸でゴリゴリ。倒れますよぉ~!ん?まだかな?倒れますよぉ~(今度はたぶん)、パキッ、ミシッ、ギギギッ、バサバサバサッ、ドサ~ッ!で一丁あがり♪ 何分かかった?あと何本?昼までに終わるの?などと考えながら枝を落とす。ふと顔をあげると長老と呼ばれているらしい伯父の目が遠くからキラリ…真面目に働いてまっせ。

 次の獲物はどれにしよう?倒したい方向を考えると既に作業中の方が…判断に時間がかかるのがもどかしい。周りを見るとあっちでゴリゴリ!こっちでドサッ!現場監督役は見当たらないのに(見つからないだけ?)周囲では整然と作業が進んでいる。手鋸が動かなくなり手こずっているとスィと先輩が現れ手助けして頂ける。今度は自分も誰かを、と思っても押すのか引くのかさえわからない…やっぱりもどかしい。早く作業に慣れ、そして周りの状況を把握できる余裕も身につけたいものです。

 時間はアッという間に過ぎて午前の作業は終了。自分が倒した切り株を見直すと、水平に切り込んだつもりが…なんじゃこりゃ!体勢が悪かった?足場?見極め?次回の課題ができました。昼からは新年会とのことで道具を片付け汗を拭く。先輩会員の方々は皆さんとってもいい笑顔♪作業後の爽快感、達成感でしょうか…それともこの後がお楽しみ?

 ボランティアと言えば「有志が集まって黙々と無償奉仕」のイメージが強かったのですが、トンデモナイ! 気の合う仲間が美味しい山の空気を味わいながら汗をかき、それが人の為になり、そして山の環境向上に繋がる。同じ動機と目的意識を持った集団のパワーと充実感を感じられ、そして自らも(ちょっとだけ)参加できたことをとても嬉しく思います。何よりも皆さんの素晴らしい笑顔が印象に残った一日でした。

 新参者を温かく迎えてくれたことを心より感謝致します。ありがとうございました。指導の程よろしくお願い致します。



どうしたの?小屋の扉が開かない
指導を受け初めての伐採
ロープで引いて作業
新年会の始まり
楽しそうな雰囲気・・・
地元の方々と・・・
今回の参加の皆さん
第42回 定例活動報告 「中の森(2月15日 第3日曜日)」

参加者 26名

■森林整備班
 昨年春より整備を続けてきた、うめおばあちゃんの森の整備を、今日でひとまず終了した。

 午前中の活動は整備地区の上部にメンバー10名ほどで入った。徐伐を中心に整備を行ったほかまっすぐに育っていないスギを10本ほどチェーンソー3台で間伐した。

 午後は、整備地区全般にわたり、今まで徐伐した木々や間伐材をきれいに重ねるといった片付けの作業を行った。まだまだ整備が至らない部分も多いかもしれないが、一応、これで完了ということで、皆が了解した。

 反省点としては、徐伐・間伐材を積み上げたかたまりが、まだまだプロの人たちの作業と比べると汚く、今ひとつ見た目が美しくない。作業の最中に、最後の片付けが終わった状態をイメージして、どこに除伐材・間伐材を積み上げると土留めの効果が高いか、すっきりとした景観となるには玉切りの長さはどれくらいにするか、徐伐材の枝はどの程度まで処理しておくか、といったことを意識して作業をする必要がある。

 また、今回の地区は、尾根近くが落葉樹林となっており、今まで針葉樹林を主に相手にしてきた我々が、落葉樹林をどのように扱っていくか、という点に関しては課題が残ったような気がする。

 昨年、最初に山に入ったときは、藪だらけの暗い森で、身の回りの距離しか視界に入らない状態であったが、今日作業が終わった時点では、整備地域の地形がはっきりとわかるぐらいに広く視界が開かれ、標高の低いところから尾根の稜線まで見渡すことができるようになった。森全体にだいぶ日が差すようにもなったので、残された木々が以前よりたくましく成長し、立派な森となることを期待している。

 持ち主から 川向うの枯れた栗の木、柿の木 計5本の伐採を頼まれ4人で作業をしました。川向うは渓谷を渡り、なだらかな川沿いの畑にあり、背後は北向き斜面の杉山です 栗と柿の木は成長した杉・ヒノキに陽を遮られ、しだいしだいに枯れていったものと思われます。3軒の家屋があり、一軒目は部屋の中に竹が生えているという完全な廃屋、2軒目は最近空き家になったという立派な家、3軒目は山持ちの御大尽だそうですが南側の杉山の木が大きくなって家に陽が当たらなくなってしまったことから一部を皆伐してしまったとのこと。

 将来のために植え、育てながらもかえってそれが災いとなり皆伐・放置、悲しいものがあります。おいしそうな地下水が音をたてて流れてました。作業自体は短時間で終わりましたが センチメンタルワークでした。