定例活動の報告

第47回 定例活動報告 「東の森(5月2日 第1土曜日)」

参加者 23名

■総評(大日方会長)
 大型連休の真っ最中、高速代乗り放題1000円の日、あふれるばかりの新緑、三年目を迎えたぼんぼり山の活動日です。何も遠くまで行かなくても素晴らしい風景が楽しめる活動は若いメンバーの奥さんや友人達、年配者の友人の年配者の初参加もありにぎやかに始まりました。

 各自作業の合間に森の中で大きな羊歯類の群生地がありました。昨年はあったかしらと思うほど見事でした。かって紀伊半島の速水林業を見学したとき、見事に整備された人工林の地面にシダ類が密生して美林とはかくあるべきと思いましたが、ぼんぼりの森もそうなったのかと錯覚するほどでした。

 良くも悪くも森は変化しつつあるのを実感しました。盆掘川で山菜を食べる会なるものがあり、ご案内を受けたので正午で作業を終わり、一人を残して全員が山を下りました。残った一人とは三年目を迎えた作業前・作業後の定点写真が間に合わないため居残りしたものです。各人各様の活動です。

 新緑の川面はまた格別です。メンバーから 早くも8月にバーべキューをやろうとの声がで、その際地元のお年寄りを誰がおぶってお連れするかで盛り上がりました。

 二次会は ビールを飲めなかったドライバーを含めて総勢15人で森の家へ。ほぼ貸し切りで状態で再度盛り上がり、初参加者の一人が勢いで?その場で会員登録、会費までいただいてしまいました。ありがとうございます。


■ボサガリ班活動報告(冨田さん)
 本日は、午後から交流会の為、午前のみの作業です。

 前回に続き、ベース基地より山を見て左手の山で作業を行う。かなり山頂付近まで来ているため、山頂を目指すボサガリとふもと付近での林床整理を行うグループに別れ、山頂・ふもとのグループ共に、経験者が加わっている事を確認してから作業を始める。

 体力や経験の差もありますし、その日の体調に合わせて作業内容(作業は色々あります)・ペース(無理をしない)・場所(急斜面・往復距離)を選んで力を配分調整して下さい。

 ボサガリは、もう少しなのですが山頂に届きませんでしたので次回のお楽しみです。

*「ボサガリ」って、何ですか?
下刈り(したがり)、雑木刈り。
植栽した苗木の生育を妨げる雑草木を刈払う作業。間伐や皆伐等で作業する際に妨げとなる雑草木を刈払う作業です。「ボサ刈」「藪刈」とも言います。


■炭焼きプロジェクト班(藤川さん)
 今日は、NPO法人花咲き村が川原で主催する山菜パーティーへ「ぼんぼり山の会」メンバーが招待されている。よって、作業時間はお昼まで、といつもより短い。6月の初釜を目指して、釜作成の作業はわんさかとある。時間がないよ~、と気持ちが焦るばかりである。

 炭を焼く時にドラム缶釜からの熱放射を防ぐため、釜を土で覆うのだが、本日のメイン作業は、この土が流れないよう釜の周りに土留めを作りたい。イメージとしては、夏、海水浴場海岸で人間が砂に埋もれて寝そべっている姿を想像してもらいたい。砂場に浅い穴を掘りその上に寝ると、砂にしっかりと人が覆われる。その下の体は、すぐに「熱っちち!」となる。炭焼きでは、埋もれるのが、人→ドラム缶になると考えれば良いだろう。釜は、ごろんと横に倒した状態となる。しかし、火付け入り口が横にあるため、穴を掘って埋めることができない。従って、釜に土を被せた時に土が流れないような仕掛けが必要となる。

 土留めの材料は、間伐材を使用する。我々が森林整備で間伐したものの、使用されていない材が数え切れないほどある。その有効利用となって嬉しい。おおよそ直径15cm以下、細めの材を選んでも、長さが4メートル程あれば一人で運ぶのには大変だ。今日の作業は、3人の“お助け(ジェントル)マン”に手伝ってもらおうと思っていたが、運搬作業で手を拱くと、心強いジェントルマンがたくさん来て、あっと言う間に材を運んでしまった。ぼんぼり山にはたぬきだけでなく、スーパーマンも出現するようだ。

 次ぎは、運んだ材を縦・横と釜の寸法に合わせて切る。数が多いだけに、印をつけるのも大変な作業だ。4本材を積み重ねた高さにし、釜の入り口を除いたコの字型をした土留めには、最低12本の丸太を用意する。それに杭用の細い丸太も必要だ。杭は打ち込みやすいよう、節を取り、先端を少しだけ削る。杭は曲がって打ち込むと、積み重ねた材に隙間ができ、丸太の固定にならない。土木作業も奥が深いな~、と改めて難しさを感じる。

 ジェントルマン達が予定の作業終了時刻を残業してまで働いてくれた。おかげで、どうにか立派な土留めが出来上がった。丸太の太さ、地面の傾斜によって、若干左右アンバランスなところもあるが、愛嬌があってよしとしよう。


■最近フト思ったこと!!(潮田さん)
A)先日ある人に「ぼんぼり山の会」って不思議な集りだなあ。もしかして何か裏があるのでは? といわれて一瞬ギョッとしたよ。でも考えてみると、まったく見ず知らずだった老若男女が月に二日自腹を切って集り、無償で地元の人の山の整備に汗を流す。そんな姿を見れば確かにそんな疑問が湧くのも無理ないかも。

B)我々は最初森林を守ろうとの旗印に共感して活動を始めてから、もう2年以上が過ぎました。その間幸いに事故も無く、出席率は高く、それなりに成果もあがっているばかりか、メンバーが徐々に増えているという事実は立派だよね。

A)その理由はと改めて考えてみたのだけど、やはり第一には偉大な自然の力だと思う。しかし同時に「ぼんぼり山の会」の醸し出す楽しい雰囲気を見逃してはならぬ。この二つに魅せられて、いつの間にかハマリ込んだというケースが多いのではないだろうか。

C)ではその楽しいムードはどうして?

A)一口に言えば、たまたま適材適所に必要で素晴らしい人材がバランス良く集まっているということかな。我々の立ち上げ時の仲間には、山仕事のリーダー格の人に加え、会を明るく盛り上げる企画に長けたキャラクターの持ち主と、それを即実現させるのに骨身を惜しまず働くサポーターとが数多く、しかもバランスよく集ったとことが出発点。それによって生み出された多くのイベントや企画によって活動の場が広がり、皆が楽しみながらストレス解消や癒しを享受してきたということかな?

B)このように我々が山林ボランティアとしての達成感を味わいながら、心の癒しをも充分に感じる「ぼんぼり山の会」の雰囲気というものは貴重であり誇りにしてよいものだと思うね。

A)ところで、我々の活動もようやく山主さんに喜んでいただける様にはなってきたのは嬉しいけれど、荒廃森林の再生という大きな視点からみるとまだまだ物足りない気がするのだけれどね。

B)たしかに長期的に自然を守る為には対症療法だけでは不充分。最後は地元の人たちの生活環境そのものを守るプラン作りと、その一環として位置ずけられた森林対策が必要なのだろうね。

C)つまり森林の再生も地元の活性化なくしては本質的解決にならぬと言うのかい?

B)理論的にはそうだと思うよ。

C)けどそうなれば問題は一気に拡大され、もはやよそ者のボランティア団体である我々の出番は無いのでは?

D)それに我々からみても、折角の楽しみであるストレス解消や癒しのためには、いやでも地元の人間関係と深く関わらざるをえない村おこし作業に首を突っ込むのは気が進まないね。

B)その通り。でも環境の問題は、いまや誰にとっても他人ごとでは済まされぬ段階になっているのではないのかな?

A)もし仮に、地元の人々が村おこしの必要性を真剣に考え、その手段として都会生活者えの癒しの提供を選択するのであれば、我々がもつノウハウは案外と役に立つのでは?

B)お陰様で我々も少しは地元の人たちの信用も得たと思うし、何か片棒を担げたら楽しいだろうなとは思うね。案外よそ者の我々の方がぼんぼりの魅力を都会生活者にアピールするのが上手いかも?

A)過疎地の活性化なんてものは当世流行のテーマで、口先だけならやたらに聴くけど実のある話には一向にお目にかかれない感じ。それだけに具体的な立案と実行となったら片棒とはいえ、頗る付の難しさだろうとは思うね。でも今まで通り、われわれ流に肩肘張らず、楽しみながらやっていく手もあるのじゃあないかな。そしてそれこそが本物を生み出すのではないだろうか。

B)丁度我々の会にとっても、いろいろな意味で見直しが必要なタイミングに差し掛かって来たような気もするし、まずは得意の酒席(?)で、このテーマを肴に愉快なディスカッションでもしてみてはどうかしらね。結構歯ごたえがあって面白いかも?

おわり



炭焼き小屋正面
これで完成かな?
林内整理で一段ときれいに!
第48回 定例活動報告 「中の森(5月16日 第3土曜日)」

参加者 18名

■総評(大日方会長)
 鳩ノ巣への懇親旅行をするため、定例活動を一日繰り上げたため都合がつかないメンバーも出、参加者は珍しく20名を割ってしまった。それでも活動だけの参加者、新しいメンバー、さらに運転だけしてくれて他の活動に行ったメンバーなど多くの人に支えられての一日でした。

 整備の進んだ中腹から里を透かして見下ろすと、メンバーのご夫婦が火を燃やし、一筋の煙が日差しを受けながら樹間を縫って漂っていく、まるで一幅の絵を見たようで得をしてしまった一日でした。

 また Oさんから畑に行く道が滑りやすく補修して欲しいとの依頼があり、道路づくりで定評のある清水土建が早速とりかかって完成、お礼に懇親旅行の差し入れも頂いてしまい、これも得した一日でした。

 終りの会では更新がとどこっていたHPも近じか新規にスタートできるとの話もあり、ますます得した一日でした。作業終了後は一路 鳩ノ巣・一心亭へ その模様は清水さんから。


■ボサガリ班活動報告(冨田さん)
 本日は曇りで作業には良い天気です。今日は新たに取り掛かった右手の山へ2度目の作業に入りました。午前中で、土砂崩れ防止フェンスの前まで作業が進む。

 作業の合間にフェンスの裏を山頂まで偵察してきました。急な斜面でほとんどの部分は、岩の上にネットをかぶせてコンクリートを吹付けてあり、木の周りや所々に岩肌が残っている状態で、落石が起きやすく危険な場所でした。フェンスを設置した行政としても立入ってもらいたくない場所であると思われます。

 お昼に地元の方が差し入れて下さった「さやえんどう」のお味噌汁が美味しかった。取れたてのためか「さやえんどう」の味が濃いと言うか風味がすごくしました。

 午後の作業は、フェンスの左手に場所を移動して行う。この場所もやりがいがあり、手入が進めば良い山になると思います。作業スピードは、人それぞれのマイペースですが着実に進んでいきます。作業を終えて山を下る時、本日の成果を確認する事が出来ます。この充実感と言うか達成感と言うかがたまらなく良いのです。


■階段造作(清水さん)
 午後から急に坂道を階段にすることを依頼された。たかだか6メートル程度の坂なのだが小石混じりで、乾燥しても、雨で湿っていても滑りやすい。滑りそうだからと、そ~と歩いてもすべってしまう。なんども危険を感じていたところだ。でも、所有者から依頼されないのに階段をつけても、それは余計なおせっかい? というものだと思っていた。

 ところが急に会長から依頼された旨伝えられた。急にやる気満々。○○組、いよいよ出番。シャチョーから下請けノシャチョー、吉祥寺からの出稼ぎの孫請けのオジサンに声がかかる。

 「お~い。失対事業が決まったぞ~」「失対事業???? 何それ?」比較的若い人にはなじみのない言葉。孫請けのオジサンなどは年からして「失対」と聞いただけで体が反応し、顔まで自然に笑顔になる。人生経験の深さを感じる。しばらく土木工事から遠ざかっていただけにメンバーは喜び勇んで参加。いつもの縦社会三人組に、最近失業中のボッカのオッサンも参加。そのうえ、○○組の技術の高さ見たさのギャラリー三人。(作業の終盤には遠巻きに大勢のギャラリーが・・・)

 早速、依頼者のおばあちゃんの物置を家探しして、ツルハシ、大ハンマー、手ハンマー,剣スコなど見つけ出し作業開始。下から上に向かって土を階段状にし、間伐材を坂の幅に合わせてチェンソーで切っていく。前に伐採したカリンの枝で杭をつくり大ハンマーで打ちこみ、土をならし作っていく。

 約1.5時間でほぼ完成。予定通り完了。早く、うまく、安くという評判通りの作業だった。

 今回の仕事で特筆すべきはギャラリーの多さ。それに触発されて痩せた体にむち打って大ハンマーを振り下ろす孫請けのオジサンの頑張り。ボッカのオッサンの丸太運び。下請けシャチョーの指導力によるところが多かった。元請けシャチョーはというと、発注者に対する作業と技術力の高さの大袈裟な報告書の作成と報酬としてのアルコールのゲットぐらいではなかったでしょうか。

 報酬として貰ったアルコールが現物支給された。みんな大満足の笑顔。ミニ失対事業でした。これもいつものパターンですが・・・・。


■懇親旅行顛末記(清水さん)
 作業終了後、午後三時過ぎに旅行に出発。懇親旅行? 慰安旅行? 調査旅行? 旅行の目的にはいろいろあるけれどこの旅行は何でしょう? 懇親旅行と言ってもいつものボランティアそのものが懇親の場になっているし、そのアフターは拝島や地元の森の家で定例日にいつもやっているから何も改めてということではない。慰安? ボランティアで森林整備が大好きできているので殊更、慰安でもあるまいし。調査? そんな気持ちは持ち合わせていない。旅行の目的にもなっていない。結局、懇親をさらに深めて楽しもうの一語につきる。

 目的地は奥多摩の鳩ノ巣渓谷。宿は一心亭。総参加人数19名。いつもの定例日を1日前倒しして、作業後の旅行だったため常連が何人か来れなくて残念。宿の部屋からは渓谷が。うん。景色はいいね。お風呂もまあまあ合格点。旅館は貸し切り状態。場所的に電車で都内から簡単にこれるので宿泊客はそもそも少ないのかもしれない。

 旅館の女将が「こんばんの夕食はお蕎麦ですが大丈夫ですか?」と。「まさか、蕎麦づくしじゃないだろうなぁ~」「でも、わざわざそういうのだから結構、蕎麦懐石かなんかで、蕎麦ガキとかさ」「俺、ああいうのあんまり好きじゃないんだよな。脂っこいものはないのかなぁ~」そんなこんなで「ご夕食の用意が出来ましたよ~」の声で宴会場へ。ちなみに蕎麦は最後のご飯代わりにでただけでした。

 上座には殿堂入りの長老が座ってくれればいいんだけれど結構遠慮。それではとなかなか会社なんかの宴会では座れないので女性が。結構、結構。どこに座っても料理や酒の味が変わるわけではなし。ぼんぼり山の会には堅苦しいことは一切不要。宴会が始まれば座席なんかどっかに行っちゃって、いるべきところに人はあまりいない。普段の作業でも和気あいあい。こういうところに来れば更にテンションがあがって最高潮に。宴会の酒は高くて量が少ないため幹事の指示で控え気味。

 恒例のニ次会はいつもながら全員集合。持ち込みの酒、飲みも飲んだり約4升。焼酎1升。缶ビール数不明。それでも悪酔いする人は皆無。みんなすごくいい酒だ。ぼんぼり新会員の入会資格はアルコールが強いことと酒癖が悪くないこと。これが必須条件であると冗談に言われるがまさにその通り。今日から参加のSさんもこの点に関してはベテランと遜色なし。懇親旅行で懇親がどんどん深まって、この先どうなっちゃうんでしょうね。ともかく楽しい一夜でした。朝は一人として二日酔いの人なし。天気が良くないので鳩ノ巣で解散。




作業中。集中してますね!
ご夫婦で
土木班大活躍!
腰にはお気をつけて・・・
おばあちゃんも大満足!?
鳩ノ巣への懇親旅行
すごい所でした!
本当に楽しそう~
2次会も盛り上がりました!
臨時活動報告 (5月24日)

参加者 7名

■総評(大日方会長)
 今日は定例活動日以外にはじめて設定した臨時活動日である。 急遽決まったため皆予定が入っており参加者が少ないのは致し方がない、言ってみれば万難を排して参加した7人の侍といったところか。

 いきさつは あきる野市は年2回全市あげての清掃の日を決め全世帯が参加して道路周辺の美化に努めている。特に盆堀川に沿った道路はごみの不法投棄が多く、人家が少ない大日影通りは川沿いが更にひどいという。また名水の湧き出るあたりは水を求めてきた人が汚していくという名水愛飲者らしからぬ振る舞いも多いという。

 森林所有者は都会に住み、ごみの処分には到底手が回らない。そこで地区の人たちが谷底からゴミを引き上げざるを得ない羽目になっているのだそうである。今日はその日である。

 当会も会のPRと地元の方との交流も兼ねての参加であったが、あいにくの雨、朝8時頃大雨が降り我々が着いた時には来週に延期の通達が出され地元の長だけが出迎えとなってしまった。雨も小雨になり、せっかくだから藪刈りをしようとガードレールをまたぎ沢に下りた。まあごみの不法投棄に悩む村の長(おさ)を応援する7人のサムライというあんばいである。

 道路からは川の流れは全く見えない。きれいな川が見えるようなればにゴミは捨てないだろうとわずかな望みを持っての作業である。従って他の森では極力残した落葉広葉樹もここでは情け容赦なく伐採、個人の好みの楓などをわずかに残しただけである。ゴミはタイヤ・布団の類もあったがこれでもきれいになったほうだとのことであるがきわめて残念なことである。とりあえず12時で作業終了としたが、全身びしょぬれであったが道路に沿って100mあまり、川の全容が明らかになり、水汲みの人も思わず見とれるような風景が出現し、来週地元の方が目に見えるゴミを収集すれば放棄・ポイ捨てはなくなるだろうと期待も湧いてきた。

 昼食は長の家で温かい味噌汁をいただき、雨もひどくなったので作業打ち切りとした。



さあ、始めるぞ!
作業前・ゴミが隠れてたりします
作業後見通しが良くなった